新卒生向け まったりかつ強い地盤の企業の見つけ方 その1

昔、私は企業は資本金があるほど盤石だと思っていた。

しかし、会計を学ぶにつれて考え方が変わってきた。

結論としては「資本金よりも剰余積立金、販管費と税引き前差引費比率をみよ!」という事です。


1、資本金だけでは不足な理由

資本金はある一時期だけのお金のストックなので、流動性負債が大きかったり、特別損失を出したり(企業が株で損をしたり)すると、最後にここに手をつけなければならなくなる。なので、普通はもっと融通がきくお金を用意している。だいたい長年利益が積み上がっている企業は利益剰余金がある。さらにいうと退職金積立金なんていうのもある場合がある。


2、激務度が低い指標

一般に従業員が多い、または高級取りであるほど販管費が高い。(正確には販管費の内訳の人件費)

ある時点の企業の利益は「当期純利益」で決まる。

販管費が高いと当期純利益は下がりやすいのだが、「株、社債国債」などを多く持つ企業は、経常利益に対して当期純利益の比率が高くなる。

(例えるなら銀行がこれにあたる)


こんな感じに将来自分が働く企業を会計から分析してみてはいかがだろう。